上棟式を終えました

7月6日に上棟し、7月9日(土)に上棟式を無事終えることができました。

簡単にどのように行ったかを記しておこうと思います。私たちの行った上棟式は略式のものでした。現場監督の児玉さんの進行のもと、四隅に酒をかけ、塩米をまき建物を清めるといったものです。その後簡単ですが直会を敷地内で行いました。


上棟式は職人さん達への感謝の気持ちを表す意味で執り行われます。しかし最近では、上棟式を執り行わなくなっていることが増えているようです。しなかったから手を抜かれるというわけでは決してないですが。

こうした時代の中で、僕なりに上棟式の意味を考えてみました。
工事期間中、職人さん一同と顔を合わせお話するような機会はなかなかないのですが、上棟式はその数少ない顔を合わせる機会の一つです。お互いに顔を合わせ、人となりを少しでも知ることはすごく大切なことだと僕は思います。いいものをつくるということは、そのものをどうやって使うのか?どうやって使われるのか?などとというように使う相手のことを考えて作るものです。ものづくりに関わっている人は、ものを介して人を見ていることがほとんどだと思います。
だからこそ、作ってもらう側、作る側ともに相手の顔を知り、お互いを知ることで、いいもの、良い建物が生まれていくのだと思います。

正直上棟式で、どの様な事をしていいのかわからない事だらけだったのですが、わからないなりに、ここまで家づくりに関わってくれた人が一同に介し、それぞれを知る機会と感謝を伝えられる場になればいいなと思っていました。色々と不手際も当然あったとおもいますし、暑い中での会でしたが、躯体で囲われた空間の中で家づくりに関わってくれている人が一同に介し、上を見たり、横を向いたりと色々な方向を見ながら、建物について話をしている姿をみて上棟式をやって良かったなと思いました。

上棟式をやることは減っているようですが、家作りに関わってくれる人が一同に介する機会として、そして感謝を伝える場として上棟式は一つの大事な機会となるのではないでしょうか。


最後に皆様へこれまでの感謝の気持ちを込め、ミカがつくったお赤飯をお土産にお渡ししました。

僕らの家作りに関わってくれている皆様引き続きよろしくお願いいたします。

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