かなり時間がたってのアップとなりますが、竣工写真をアップいたします。
これまで、比較的路地でのストーリーが多く出てましたが、建築でも様々な試みをしております。
建築についてのストーリーは下記から御覧ください。
いえつく5の建築についてのはなし
※撮影は2012年1月に行いました。撮影 forward stroke
かなり時間がたってのアップとなりますが、竣工写真をアップいたします。
これまで、比較的路地でのストーリーが多く出てましたが、建築でも様々な試みをしております。
建築についてのストーリーは下記から御覧ください。
いえつく5の建築についてのはなし
※撮影は2012年1月に行いました。撮影 forward stroke
10月も終わりに差し掛かり、ついに仮設の養生シートがはずされます。それに伴い、今まで通りを賑わせていた(?)、工事中の掲示板も役目を終えます。これは PEA…と共同でデザインしたものですが、当初想像していた以上に、多くの人が足を止め、メッセージや絵を書いてくださいました。
我々が現場監理で敷地にいると、決まって通る人通る人が皆足を止め、興味深そうに眺めているの何度も目にしました。また、中には現場で作業中の大工さんに話かける方もいました。一般には近寄りがたい工事現場の雰囲気が一変するエピソードです。
何もしなければ、ただの殺風景な工事現場の景色だったのですが、小さなアクションで新たなコミュニケーションのきっかけを作ることができました。こうしたアイデアを具体的な形にすることができるのが、デザインの力なのだと思います。
まだ、引越し前、建設中の段階ですが、いろいろな仕掛けを重ね、この段階でどこまでご近所付き合いができるか?これをテーマの一部としてトライしてきました。成果を振り返ってみると、一定の成果どころか想像以上の反響というのが率直な感想です。
このトータル40枚にも及ぶメッセージボードは、捨てることなくこの敷地に外構の一部として生かすことを検討しています。せっかく書いて頂いたものを捨てることなく、思い出として再利用できるようになるといいなと思い、当初アクリル製で考えていたメッセージボードを木製に変更しました。
あとわずかで竣工となり、ここに住み始めるわけですが、「通りに住まう」ということを少しずつ実感し始めています。
「工事中の掲示板」を設置してからおおよそ一ヶ月が経ちました。現在、養生シートにご近所の多くの方がメッセージボードを吊るしてくれています。現在、養生シートにご近所の多くの方が家型のボードにいろいろなメッセージをつるしてくれています。この家に住む私に向けたメッセージ、自己紹介、宣伝など人それぞれです。
(※写真クリックで画像拡大されます)
工事中の掲示板についておさらいしてみます。
建物の工事中には、建物の保護、粉じん防止等を目的に、仮設養生シートを張ります。
これに、通常シートの4周にしかない”ハトメリング”という、金属の丸い穴を、グリッド状に沢山増やし、前面の通りをイメージしたイラストを描き込みました。そして、そのハトメに、絵馬のような家型のボーを吊るし、誰でも自由にメッセージを書いてもらえるようにしておきました。
この「工事中の掲示板」は、駅にある掲示板のように、拾得物に限らず予期せぬメッセージも含め(あなたを待っています・・・とかW)、何か面白いコミュニケーションが生まれるのではないかと思ってつくってみました。
その趣旨は、このメッセージボードをきっかけに、挨拶や会話がしやすくなればということです。結果として、予想以上の数のメッセージボードが吊るされています。
いえつくでは特に使い方を指示したり、参加を促したわけでもないのですが、いつの間にか多くの人が自然と参加してくれているので、正直驚いています。
中には、この通りへの期待を込めたものや、ここに引っ越してくる私への歓迎のメッセージもありました。建設中の建設資材を利用してつくったこの小さな仕掛けが、実際に、少しだけ挨拶や会話を弾ませるきっかけになっているようです。
11月に引っ越す予定の私は、既に少しだけ、この通りや近所に住む方々と接する機会が増えています。
『通りに住まう』を実感しています。
上棟され、建物には養生シートが張られました。通常竣工間際まで養生シートで建物が覆われた状態になります。この養生あまり見栄えとしてはいいものではありません。ましてや通りも狭い場所なので、かなりの圧迫感を持ったものになるだろうと想定してました。
なので、少しでも見栄えよく家の前を通ることが少しでも楽しくなるようになったらいいなという思いを込め、『工事中の掲示板』と称して、周りの方とつくるメッセージボードを作りました。デザインはPEAのお二人によるものです!!
イラストは通りにアトリエをもつ赤さんによるものです。
作業中もご近所の方も覗きにきていただいたり絵馬にも書き込みをしてもらったり、みんなで楽しく作業してました。
通りに来た方は、お店の宣伝、ちょっとしたつぶやきなんでも結構ですので自由に空いている絵馬に書いてみてください。そこから街中でちょっとした繋がりが生まれるかもしれません。
7月6日に上棟し、7月9日(土)に上棟式を無事終えることができました。
簡単にどのように行ったかを記しておこうと思います。私たちの行った上棟式は略式のものでした。現場監督の児玉さんの進行のもと、四隅に酒をかけ、塩米をまき建物を清めるといったものです。その後簡単ですが直会を敷地内で行いました。
上棟式は職人さん達への感謝の気持ちを表す意味で執り行われます。しかし最近では、上棟式を執り行わなくなっていることが増えているようです。しなかったから手を抜かれるというわけでは決してないですが。
こうした時代の中で、僕なりに上棟式の意味を考えてみました。
工事期間中、職人さん一同と顔を合わせお話するような機会はなかなかないのですが、上棟式はその数少ない顔を合わせる機会の一つです。お互いに顔を合わせ、人となりを少しでも知ることはすごく大切なことだと僕は思います。いいものをつくるということは、そのものをどうやって使うのか?どうやって使われるのか?などとというように使う相手のことを考えて作るものです。ものづくりに関わっている人は、ものを介して人を見ていることがほとんどだと思います。
だからこそ、作ってもらう側、作る側ともに相手の顔を知り、お互いを知ることで、いいもの、良い建物が生まれていくのだと思います。
正直上棟式で、どの様な事をしていいのかわからない事だらけだったのですが、わからないなりに、ここまで家づくりに関わってくれた人が一同に介し、それぞれを知る機会と感謝を伝えられる場になればいいなと思っていました。色々と不手際も当然あったとおもいますし、暑い中での会でしたが、躯体で囲われた空間の中で家づくりに関わってくれている人が一同に介し、上を見たり、横を向いたりと色々な方向を見ながら、建物について話をしている姿をみて上棟式をやって良かったなと思いました。
上棟式をやることは減っているようですが、家作りに関わってくれる人が一同に介する機会として、そして感謝を伝える場として上棟式は一つの大事な機会となるのではないでしょうか。
最後に皆様へこれまでの感謝の気持ちを込め、ミカがつくったお赤飯をお土産にお渡ししました。
僕らの家作りに関わってくれている皆様引き続きよろしくお願いいたします。
梅雨真っ只中の中、当日の雨の心配が多少残る中、なんとか天気に恵まれ快晴の中茶散歩を迎えることができました。予想以上の数の方にお越しいただけることができました。これまでにご近所への挨拶、地域の人との関わりなどを通して知り合った人々、お知らせ看板の噂を聞きつけて見に来てくれた人など、茶散歩を通して多くの方とお話ができ、この地域の一員、この通りの住人の一員に一歩近づけたような気がします。
あまり話す機会のない通りの方々とも、今回二日間通りで茶散歩に参加していることで、今までにできなかったコミュニケーションをとることができました。そういった意味でも今回参加したことの意味は大きかったです。
茶散歩の主旨は西荻の街を元気にすること。元気にするために色々なお店同志がつながることによって、街全体が商店街のようになり活気づくこと。
僕たちが住むこの通りは不思議な通りで、住居は当然あるんですが、その中にお店があったり、アトリエがあったりと
こうしたことをこの通りの方々も参加していたり飛び入り参加したりと、通りを通して街を盛り上げる一端に少しはなれたかなと思っています。
ネイルの最中小さな女の子もやっぱり興味があるみたいで、後ろから覗きにきたりしてました。
今回の茶散歩を通して、今まで会えなかった通りの方とお会いできたり、色々な話をすることができたりと、今後僕がここに住むに当たりとても大きな意味をもつことだったと思います。住む前にこうして、通りの方とすでに住んでいるかのようにコミュニケーションを交わすことができるようになっていることは、とても幸せなことだと茶散歩を通して感じました。
6月4日、5日に行われる西荻茶散歩に参加します。
まだできてもいないお店なんですが、少しでも早く皆さんに自分たちのことを知っていただけるきっかけが作れるのではないかと思い参加させていただくことにしました。
以前西荻での素敵な話を聞いたことがあります。西荻の北口には土日に子供たちが集まるおもちゃ屋があります。週末には子供たちが集まる場所となっているのですが、その反面平日はあまり人がいないのかと思いました。しかしそこでは、いつも外に椅子がいくつかおいてあり、ご年配の方々がちょっと休み、話をできるような場所となっているようです。そして、お店の奥からはお茶をもって出てきてくるようです。おそらく昔から、外のちょっとした場所でお茶を飲みながら、そこで出会った人と気軽に世間話をするということは行われてきたものだと思うんです。時代劇の一シーンとかでも団子屋の軒先で世間ばなししているシーンよく見ますよね笑。
そうしたお茶を通して街の中のお店とお店、人と人をつなげていこうとする茶散歩というイベントはとても素敵なイベントだと思います。僕はこういう街に住めること、こういう人々が住んでいる街に住めることは幸せなことだと思っています。今回のイベントを通して、もっと素敵な街になっていくためのお役に少しでもつたつことができればとても嬉しいことです。
当日は青空の下でネイルケアのサービスをご提供しようと思っておりますが、ネイル以外にも、お茶を飲みながら井戸端会議のように気軽により多くの方と話をすることが出来ればいいなと思ってます。
西荻という街を知る恰好の機会だと思いますので、週末のお散歩にぜひ西荻にいらしてください。
本日無事、地鎮祭を終えいよいよ建設が来週末よりはじまります。
地鎮祭ってそもそもどんな意味があるんでしょうか?正直地鎮祭ってなんのためにやるのかあまり知りませんでした。
この機会に少し調べてみました。
簡単にですが、その意味を書いてみます。
そもそも日本は神道の国です。八百万の神がいると信じられている国です。すべての自然には神が宿るものとして信じられてきているのが神道です。そして土地はもともと神のものであり、神に対して、土地借用の許可をえるための儀式として始まったもののようです。
今はこうして、儀式や祭りごとの形としてのみ残っていますが、こうして本来何のためにやっているのかの意味を知ることは、日本やその地域の文化を知ることにもつながっていきます。なので、正しく知ることでそれを次の世代にきちんと伝えていくことは文化を継承させていくとても大切な事です。そして、それをきちんと伝えていくことは僕らの世代の役目でもあります。
また、こうした儀式をきちんとすることで、近所の方へもいよいよ工事が始まるんだなというお知らせにもなりますね。